保護者様からの質問について答えます。 DIRの授業について

2023/2/1

  • 親としては低価格で嬉しいのですが、レッスンはどんな感じで行われてますか?

 

通常の英会話教室が「講師と生徒の対話形式」となっているのに対し、DIRは基本的には「生徒と生徒の対話形式」となっているところが異なる点だと思います。

講師はまだ入会して間もないお子さんのヘルプや間違った発音や文法を正しく教えること(俗にいうイングリッシュヘルプ)に徹しています。DIRイングリッシュの基本概念は、「子供たちが自分で考え、その気持ちを相手に伝える」ことです。講師と生徒の対話になってしまってはその講師と話せてもほかの人間とは話せない、なんてことが起きてしまいますからね。

DIRでは現在のところ6段階のクラス分けとなっており、そのクラスに合ったレベルを1年間何度も何度も繰り返します。リーダー(半年以上そのクラスで勉強している子供たち)が新しく入ってきた子たちに教えることで、リーダーも自分の英語に自信を持ち始めます。

リーダーはだいたい次のクラスへとステップアップし、次のリーダーが、また新しく入ってきた子供たちに教える。その繰り返しです。

このことはすべて、毎日のようにお子さんを送迎してくださっている保護者の方々のご協力と当教室スタッフみんなのおかげで達成できています。本当に感謝しております。

都会に住んでいる人からすれば、当教室の月謝はとても安いと思います。しかし、大事なことは、日本人が英語を話せない一つの理由がその授業料にあることです。

異常なほど高価です。みなさんそのことに気づいていますか?そんなに英語のハードルを上げたらそりゃ英語から離れてしまうひとも多くなるはずです。子供が2,3人もいたら全員に同じだけの学費を捻出することは通常の家庭においては難しいはずです。 授業料のほとんどは人件費と家賃です。会社の社長さんたちもなるべく高い給料を取ろうとします。高くお給料を取れば取るほど授業料金が上がっていく仕組みです。みなさんとても余計なお金を払っていることになります。家賃が高い場所に無理やり塾を作り、経営を安定させるために異常なほど高い授業料をとっているのが今の日本の現状です。国は文句を言いません。なぜならかなりの税金等が手に入るからです。このことはどんどん加速します。塾等が元気になれば勉強ができる子供たちは増えます。そうするとそれに合わせて受験問題もどんどん難しくなり、みなさんを不安にさせます。最近の日本のビジネスの基本は不安材料が主流です。なによりもおいしい餌が子供たちと高齢者です。富裕層と貧困層の間の差がさらに開きます。しかし、経営者たちはここぞとばかりに儲けに走ります。頭の良い人たちを裕福にさせるために国民が利用されている形です。

以前も述べたように、教育機関としての中・高・大学がもっとしっかりして、塾なんてものに頼らなくて済む環境づくりができればこんなことにはならないはずです。海外を見てください。塾に頼っているのは一部の東アジアくらいなもんです。大人になって感じることの一つに、受験勉強でやったあの難しい計算問題は自分の人生にとって全く必要ではないということがあります。学者になるなら話は別ですがね。簡単な計算と、文章の読解、相手に気持ちを伝える心の強さ。この辺が最も必要とされているような気がします。英語も含め、試験問題の作成者がニヤニヤしながら難問を作っているのでしょうが、そんな不安を煽るような教育の在り方にちょっとムカムカしている本日の社長でした。

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