新年のご挨拶と昨年(2024年)における英語教育の総括についてのつぶやき

2025/1/16

ちょっと遅くなってしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。

昨年は新年早々嫌なニュースが立て続けに起こり、暗いムードで幕を開けましたが、それ以外は特に大きな変化やパンデミックもなく無難な一年を過ごしたように感じます。

今年はどんな一年になるのか分かりませんが、スタッフ一同頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

さて、2024年の日本の英語教育の総括ですが、これはとっても残念な結果となってしまいました。

あるスイスのリサーチ会社の調べによると、昨年の日本の英語は116か国中92位だったということです。

この会社のリサーチ方法は①英語の読解力 ②英語のリスニング力の2点に絞って実施したようです。

対象となった受験者は、英語の学習意欲の高い成人で、210万人が参加したようです。

この英語能力指数の結果は5段階に分かれています。能力の高い順から

・非常に高い ・高い ・標準 ・低い ・非常に低い  となっており、日本はなんと!

低いレベルの一番最下位でした! もはや笑うしかないですね。。。

ここ10年間くらい、日本では「英語のレベルアップをします!」なんて国会議事堂組織のトップたちが言い続けてきていますが、この結果は残念でしかたがありません。特に、日本のお受験は英語の読解力・ライティング・リスニングに特に力を入れた勉強方法であるはずなのに、結果として、全く進歩していないということが分かってしまいました。というか、ほかの発展途上国と比べても英語力をアップさせる教育ができていないということです。

 

じゃあ、英語力を着実にアップさせる方法とはいったい何をすればいいのでしょうか?ってことですよね。

これは、DIRの教育方針でもあるのですが、「その年代に応じた英語教育を」ってことだと思います。

年代とは、赤ちゃん・未就学・小学校低学年・高学年・中学生・高校生・大学生・社会人・じいさんばあさんです。

例えば、幼稚園の子供たちに何から教えればいいのでしょうか?それは簡単です。

幼稚園や保育園で行う活動に関することを英語で表現できればいいんです。

大人に比べると圧倒的に語彙力が少なくて済むこの時期に徹底的に英語の基本(発音・リスニング・スピーキング等)を叩き込むべきなんです。

基本的に日本の教育方針上、公的機関でひらがななどの文字を習い始めるのは小学校1年生からですよね。じゃあ、英語も文字を書き始めるのはそのくらいからでいいと思います。でも、小学校1年生になるまでに、日本語を全く話せない子供っていないと思うんです。通常2歳くらいから少しづつ言葉を覚え始めて幼稚園を卒業するころには大人顔負けの言葉を覚える子供もたくさんいますね。英語も同じで、基本的な英文法は幼稚園から小学校の高学年くらいには終わっておきたい。中学生以上の子供たちは、その覚えた英語力をもとにもっとレベルの高い議論を英語で考えるといった感じのレベルに英語をもっていかないと日本の英語はさらに他国から置いて行かれてしまうことになるでしょうね。

ここ最近、教員不足で教育機関が疲弊しているようですが、英語教育に関してはそれこそ最大のチャンスなんです。日本全国の幼稚園や保育園に優秀な英語の先生をバンバン派遣して、日本語の教育と共に英語の教育も積極的にやっていってほしいものです。ハッキリ言って英語の勉強は子供たちにとっては決して難しいものではありません。ちゃんと順序良く教育してあげれば幼稚園生であってもしっかり英語を身に着けることができます。

日本の教育機関の責任者のみなさんは、何が簡単で何が難しいのかをもう一度よく考えて子供たちにとってより最適な教育方針をまた作り上げていってもらいたいとつくづく思います。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。  以上

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