当教室の生徒たちを見てつくづく思うこと。
2023/3/10
勉強ができる子供たちは俗にいう進学校に通う傾向が強いです。
じゃあ、進学校に通う子供たちとそうでない子供たちの間にはどんな違いがあるのでしょう?
何かしら将来の夢的なものがある場合はもちろん最高ですが、何の夢もなく、勉強も嫌いで、進学する気力もなく、拾ってくれるところになんとなく入学・就職して人生の大半を過ごす。
そして、人のうらやましい部分だけを切り取って勝手に敵意を感じ、SNS等でやみくもに攻撃する。最近の程度の悪い日本人の特徴的な傾向だと思います。
成功という言葉、私は何が成功なのかよくわかってはいませんが、もしそれが努力や才能そして何かしらの運からなるものであればそれってとっても素晴らしいことだと思います。その「成功」というものをなんとか自分のほうへ手繰り寄せるための手段の一つとして勉強や訓練などがあるのだと思います。
本題に入りますね。
当教室の子供たちは一番遅いクラスだと21時まで英語の勉強をしています。そこには小学4年生なども含まれています。これってとてつもない努力です。他の子供たちが家でぼーっとゲームしたり寝たりしている間、彼らは友達と英語の勉強をしているのです。しかもほぼ毎日のように。
学習塾に対しては私は否定的な思いがありますが、ま、それはさておき、
夜遅くまで学習塾で勉強をしている子供たちも一定数います。彼らとそうでない子供たちの間の大きな差はおそらく「環境」です。勉強する習慣がついた子供たちがいる空間とそうでない空間。スポーツなど訓練をすることが当たり前である子供たちがいる空間とそうでない空間。この「環境」に入れるか否かがとてもおおきな違いを生むと思います。東京あたりの俗にいう「お受験」はちょっと行きすぎな気もしますが。
私がこの毎日通える英会話教室を作ったのもそこに狙いがあります。一週間のうちできるだけ勉強する習慣をつけてほしい。が、つまらない勉強じゃ絶対に長くは続かない。じゃあ、できるだけみんなが楽しめる空間を作れば継続して勉強できるのではないか。
4月からDIRも8年目を迎えますが、これまでたくさんの子供たちを見てきました。しかし、現在8時クラス(DIRの最高クラス)で勉強している子供たちのほとんどはここで5年以上通っている子供たちです。一番長い子は7年を超えています。ぶっちゃけ、彼らに関しては私はもう尊敬の念しかありません。彼らは絶対に大丈夫。太鼓判です。
とても多感な時期です。英語になんて行きたくない!と感じる日々もあったと思います。それでもここまで長く継続してくれている子供たちとその保護者の皆さんには本当に敬意を表します。ここでの経験が将来彼らにとって何かしらの成功の一端を担うことになれればと思います。2.3年ならぶっちゃけ誰でも継続できます。そしてそこまでの力にはなりません。
岩沼市も子供たちの数がどんどん減ってしまい、私の時代では1学年7クラスくらいあった岩沼小学校も今では2クラスや3クラスしかないようです。
ここで一つ。小学校と中学校を一貫教育にできないでしょうかね?そうすると、合計で9年間の学習継続が可能です。英語に関しても9年間連続で習い続けたらそこそこ身につくと思います。岩沼市には都合よく4つの小学校と4つの中学校がありますし丁度良い気がするのですが。クラブ活動に関しても、6歳から15歳まで継続的に習うことができます。今の日本に最も必要とする人材は継続して何かを達成することができる若者だと思います。岩沼小学校を考えたときに、一つ疑問点があります。「なぜ、クラブ活動は4年生からしか活動できないのか?」これってベビーブームのころは人数が多すぎて定員割れを起こすことが多かったからでしょうが、現在は少子化でクラブの種類自体も減っている状況ですよね。子供たちの心を強くするためにはそういった取り組みもあってもいいのではないかと思う本日の社長でした。
ちなみに、岩沼市は「らーめん激戦区」を売りにしているようですが、もはや完全に街として終わってます。そんな安っぽいものでなく、もう少し高尚なもので街をアピールしてほしいですね。その一つに教育があると思います。岩沼市に来れば仙台市にも負けない素晴らしい教育機関があるとなれば子供の数はおのずと増えていくと思いますが。少子化というある意味最高の時代が来ています。ここで何か変化をもたらすことができる画期的な街づくりを岩沼市のお役所関係者のみなさんにお願いします。
今回、この記事は会員専用ページにも久々に掲載してみました。社長の勝手なつぶやきなので、気分を害された方には申し訳なく思いますが、DIR8年目もどうぞよろしくお願い申し上げます。