日本人は英単語を知らなすぎです。
2023/2/9
はっきり言って、日本人は英単語を知らなすぎます。
昔、自分が豪州のとある州立大学で勉強していたときの話です。
日本の有名大学を卒業して、意気揚々とその大学院に入学してきた日本人の学生がいました。
しかし、彼は途中であきらめて退学して日本に帰ってしまいました。
その理由は、論文で全く歯が立たなかったからです。
英語で論文を書くには最低限の英単語が必要です。例えば
参考文献・盗作・登用・索引・要約のような単語から経済用語や金融用語などですが、こういう単語って日本にいたらなかなか勉強する機会ないですよね。
本当に残念なはなしですが、文を構成する品詞や構文などの単語も知らない人多いと思います。例えば
副詞、前置詞、代名詞、現在完了形、仮定法、現在分詞 etc
これって英語を勉強するなら絶対に知らなければいけない単語です。こんな基本的な単語も知らないでのこのこと海外の大学に足を踏み入れて結果友達も作れず相談できる人もおらず最終的には日本へ帰国するなんて子供たちこれまでもたくさん見てきました。しかもそれが日本の超有名外国語大学出身だというのだからあきれたものです。彼らは一体大学で何を学んでいたのでしょう?大学によると思いますが、豪州の大学は論文もグループで提出しますから、グループ内での英語でのコミュニケーションもとても大事になります。
前も話した通り、日本と海外では大学の持っている意味合いが少し違います。海外では大学は未来への通過点。日本では大学は最終目標。特別な国家試験取得を目標としている子供たちは別としてですが。
そんなことでは、なかなか本腰入れて大学在籍中に気合い入れて勉強する子供たちは多くないような気がします。
つまり、海外の大学に入学するのは実は手に職をつけるために英語を勉強して、大学に通って世界レベルでの常識を学習したうえで日本に帰ってそれを生かす。というパターンがとても有効だと思います。最近YOUTUBEやテレビで評価の高いご意見番はほとんどが海外経験者です。やっぱり、彼らは一度は日本を外側から見て、改めて日本を評価してますよね。そういう知識人がどんどん日本にも増えてきていることはとても良いことだと思います。
しかし、海外でそこそこ生活したからといっていろいろなことが身につくとも限りません。
海外に行く前にしっかりと自分の目標を持ち、その目標を達成すると同時にいろいろな国の人々と垣根を越えて仲良くなり、彼らの文化や考え方を学び、時には考え方の違いで衝突することも大事です。そして自分との違いをしっかり認識し、彼らの良い部分を自分の中に取り入れることができる大きな器を持つことが重要です。そうすることで初めて日本での生活と海外での生活の違いが理解でき、これまでの自分とは一味も二味も違う側面を持てるようになります。ただ、高校生や大学生の子供たちにこれを意識させることは現在の日本の教育ではむずかしいかもですね。なので私のお勧めはちょっと大人になって生きることを意識できる年齢になってから海外生活をすることなんです。特に男子は精神的に大人になるのは女子よりもずっと後ですしね 笑 そこには学歴なんて全く関係ありません。心の強さのほうが大事だと思います。
今朝、通勤中にうちの英語講師に新たな英語を教えてもらいました。
英語で「鼻声だね?」って何て言うか知ってますか?
この間は口内炎を教えてもらいましたが、そういうちょっとした英語ってとても大事だなぁとつくづく思った本日の社長でした。