フォニックスについて少し考えてみました。

2022/11/22

こんにちは。またコロナが流行ってきましたね。

フォニックスがなぜ英語教育にお勧めなのかは前回お話しましたが、フォニックスをご存じない方にご紹介しますね。フォニックスは発音のためのものと述べましたが、実はフォニックスの最終目標は、「聞いた単語を文字に書き換える」ことです。日本語で考えればとても簡単なことです。例えば、「りんご」と聞いたらその文字を黒板に書くことはできますよね。それです。おそらく小学校の低学年の子供でもひらがなでリンゴまたはカタカナでも書けると思います。」

そもそもフォニックスでは、「C」は「k」の音、「A」は「a」、「T」は「t」。

この三つが並ぶと、「kat」となります。わかりますか?ちなみに「t」の音は「ト」ではなく、「to」の「o」を抜いた発音になります。この katの音はどれも日本語には存在しない音です。日本語の「か」はkの音に母音のaがくっついた音になるからです。

イメージとしては、ひらがなの「か」がkaとしたら、英語の「k」は母音の「a」を除いたものと考えてください。とても短い音です。今この場でこの発音を文字に起こすことはとても難しいので、当教室の体験レッスンの時にでもお話させていただきます。ちなみに、aは口を横に開いて「ア」と短く息を吐く感じで発音します。「u」も日本語では「ア」となりますが、これは、口を縦に開いて同じように「ア」と息を吐きます。微妙な違いに気づくでしょうか?CUTは「切る」の意味なので、Aの発音次第では違う単語になります。

そして、その音(a , b, c, dなど)はとても不安定な音で隣にある音にくっついてしまう傾向があります。それがよく言われる「英語は文字がつながって聞こえる」ということなんだろうと思います。今回は俗にいう「シングルフォニックス」を例に挙げてみましたが、次回は「ダブルフォニックス」をやってみたいと思います。当教室では3時クラスでシングル、4時クラスでダブルフォニックスを勉強しています。しかしこのフォニックス、とってもたくさんのルールや例外があります。なぜなら英語はフランス語由来だったりギリシャ語由来だったりするからです。確かにこれは日本人の先生には教えることができないでしょうね。日本でもせめて小学校1年生くらいからこの「フォニックス」を国語の勉強をする感じで学習する環境ができればいいのになあと思う本日の社長でした。

新規入会生徒募集中